TOP > エーデンタルのお知らせ > 歯神地蔵

エーデンタルのお知らせLetters

歯神地蔵

2020/11/24

11月も残りわずかですね。
ついこの間“Halloween”の準備をしたと思っていたのに...アッという間に1か月が過ぎてしまいました。
街では早くもクリスマスの飾りつけをしているところもチラホラ...。

先日、大学の生徒さんが弊社内の「歯ブラシ専門館」に来られ、歯のこと歯ブラシのこと、口腔ケアに
ついて勉強していただきました。
その時に、“なぜ株式会社エーデンタルは大阪市内ではなく茨木市に創設されたのか”という質問をされた
ので“創業者が地元茨木市出身だから”と答えさせていただきましたが、茨木市は歴史が深く、伝統や文化
などを身近に感じられる地域で、阿生山古墳、茨木神社、隠れキリシタン資料館などがあります。
そして、全国でも珍しい「歯」の神様を祭った“歯神地蔵”があります。
お口の仕事「歯科医師」であり「歯ブラシ」の研究を40年間にわたり続けてきた創設者は、歯にまつわる
神様の近くで歯ブラシの歴史を学べる場「歯ブラシ専門館」を開設したのでした。

では、「歯」の神様“歯神地蔵”についてお話させていただきます。

歯神地蔵
 大岩の森ヶ岡(海抜300m程度)の山林一帯は、巨石が数多く広がっていました。これが豊臣秀吉の知る
ところとなり、大阪城築城に、これら巨石を運び出して使おうとしましたが、岩のあまりの大きさと、山深く
険しい地形であるため、石工達の手に負えず結局断念することになりました。その際、秀吉の目にとまった
烏帽子に似た岩を石工に彫刻させたのが、この地蔵といわれています。
 江戸時代になり高槻藩主永井直清がこの地を訪れた時に、鑿穴もない石の表面がきれいな地蔵を見て
「歯神地蔵」と名付けられました。この地蔵は森ヶ岡の老いた松の根元に祀られ、人々の厚い信仰を受けました。
 近年、新しい道が作られると通る人がいなくなり、忘れ去られようとしていましたが、地元住民の厚意により
昭和51年2月に現在の場所に移して祠を立て「大岩の歯神さん」として、大切にお祀りしています。
                                          茨木市教育委員会

        
 

一覧にもどる