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災害時の健康を守るために!避難袋に絶対に入れておきたいモノ

2018/07/20

阪神淡路大震災から23年...

それから幾度と無く日本全国で大きな震災があり、2011年3月11日の観測史上最大規模の地震が東北地方で
途方も無い被害をもたらしました。

大阪府北部地震から1ヶ月あまり、まだまだ屋根にはブルーシートがかかり復旧作業も続いています。

備えよう、常に...と思っていました。
自分は、何とかできると思っていました。
思っているだけで、テレビの事でどこか他人事のように考えていたのでしょう。

時折、余震があります。
テレビにも情報が出ないくらいの微弱な地震です。

子どもたちは、おびえフリーズしてしまいます。

地震の揺れって馴れません。

中国・四国地方での水害も考えられない規模の被害となってしまっています。日本が地球全体が異常な気象状況
へ変化していっているように思います。

何かできるのか、何をするのか、しっかり考え気を引き締めて備えなければならないと思います。

今この酷暑の中、復旧と復興そして救助・救援活動している方がたがおられます。

どうか、休息と水分をしっかり取り、はやる気持ちをこらえ取り組んでください。

PCに向かってでしか応援ができませんが、1日でも早く穏やかに過ごせる日が来ることを心から願っております。

こんな記事を見つけました。
 

災害時の健康を守るために!避難袋に絶対に入れておきたいモノ
~歯みがきができないせいで、被災地では多くの命が失われた!?~

地震をはじめとした自然災害への備えとして、日本では過去の反省から、避難袋(非常用持ち出し袋)の用意、倒れないための家具の固定、避難場所の確認などを実践している家庭が増えました。しかし、健康管理に関する備えは、一般的にまだ十分に浸透していないのが現状です。今回は、避難生活中にできるだけ健康を維持するために知っておきたいことを、(1)歯・口内、(2)糖尿病、(3)妊産婦・乳幼児という3つのテーマで解説します。
最初のテーマは「歯・口内」です。1995年に発生した阪神・淡路大震災の死亡者6,434人のうち、最多となる5,512人の死因は、圧死や火災などの「直接死」です。しかし、それ以外の原因で震災後2ヵ月以内に死亡した「震災関連死」も922人いました。その中でもっとも多かったのが、死亡者223人(震災関連死のうちの24.2%)の「肺炎」で、そのほとんどが「誤嚥性(ごえんせい)肺炎」だったと考えられています。
誤嚥性肺炎は、口の中の細菌を含んだ唾液や食べ物が食道ではなく、誤って気管から肺に入って起こる肺炎で、免疫力が低下した高齢者で多くみられます。2011年の東日本大震災でも、誤嚥性肺炎の患者が例年より増えたことが確認されています。
阪神・淡路大震災の震災関連死 死因別割合
歯や口の中の健康を心掛ける必要があるのは、誤嚥性肺炎が起きやすい高齢者に限りません。避難所への支援として、食料とともにお菓子が届くことも多く、それらを食べ続ける子供はむし歯になりがちです。
誤嚥性肺炎やむし歯の予防には、歯みがきが有効です。しかし、避難所では歯ブラシや水の不足により、日常生活と同じようには歯みがきができない場合があります。避難所でも歯や口の中の健康を保てるように、避難袋の中に以下のものを入れておくことが望ましいと言えます。

歯・口内の健康のために避難袋に入れておきたいもの 
□ 歯ブラシ・歯磨剤
□ マウスウォッシュ(デンタルリンス)
□ キシリトール入りガム
□ 義歯(入れ歯)用ケース
□ 義歯(入れ歯)洗浄剤
…など
避難生活中に歯みがきができない場合は、うがいを習慣にしましょう。うがいもできない場合、ティッシュペーパーなどで歯を拭くことで、口内の雑菌をある程度は除去できます。義歯(入れ歯)を使用している人はつけっぱなしにせず、洗浄剤がない場合はウェットティッシュなどで拭きましょう。

糖尿病の治療の中断が、そのまま命に関わることも…
2番目のテーマは「糖尿病」です。糖尿病の人は避難生活中も、治療を継続する必要があります。特にインスリン使用者は、治療の中断が命に関わりかねません。糖尿病の人は、避難袋(非常用持ち出し袋)に非常食や懐中電灯(ペンライト)などの一般的なものとともに、以下のものを用意しておきましょう。

糖尿病の人が避難袋に入れておきたいもの
□ 常用薬(経口剤、インスリン自己注射セット)3日~2週間分
□ 血糖測定器
□ 飲料水
□ お薬手帳・糖尿病連携手帳・保険証のコピー
□ 通院している病院の連絡先・診察券のコピー
□ 低血糖対策のブドウ糖
…など
避難所で手元の薬がなくなったときは、医療スタッフに相談しましょう。ただし、必要としている薬の伝え方が「丸い形をした白い飲み薬」「注射型の糖尿病の薬」というような漠然としたものでは、複数の薬が当てはまるため、どの薬を指しているのか伝わりません。避難所での緊急の医療体制の下では、医師に診てもらえる時間やタイミングは思い通りにならず、薬の選択の遅れが治療の遅れへとつながります。このような事態を避けるために、常用している薬の名前は覚えておくか、書いてあるものを示せるようにしておきましょう。
糖尿病の人はほかにも、血糖コントロールのための「水分の十分な摂取」「散歩やラジオ体操などの運動」や、感染症を予防するための「手洗い・うがい」を行うことが大切です。避難生活中は、物資や環境の面からなかなか思い通りにできないことも多くありますが、可能な限り実践するよう心掛けましょう。

もしものために!避難所で赤ちゃんが生まれそうになったときの対処法
最後のテーマは「妊産婦・乳幼児」です。妊産婦や乳幼児のいる家庭は、ただでさえ健康状態に不安を抱えがちであり、災害時となればなおさらです。妊産婦や乳幼児のいる家庭では母子の健康のために、避難袋(非常用持ち出し袋)の中に一般的なものとともに、以下のものを用意しておくことが勧められます。

妊産婦のために避難袋に入れておきたいもの
□ 清浄綿
□ 生理用品
□ 分娩準備品(紙おむつ・タオルなど)
□ マタニティマーク
□ 母子健康手帳・お薬手帳のコピー
□ 通院している病院の連絡先・診察券のコピー
…など

乳幼児のために避難袋に入れておきたいもの
□ ミルク用飲料水・調整粉乳・哺乳瓶
□ レトルトの離乳食・おやつ
□ スプーン・ストロー・スパウト
□ 授乳ケープ・授乳用肌着
□ だっこ紐
□ 紙おむつ・おしり拭き
□ おもちゃ
□ 子供用の歯ブラシ
□ 子供用の常備薬
□ 子供の医療証のコピー

妊婦は体が冷えるとお腹が張ることがあるので、できるだけ暖かい格好を心がけましょう。お腹が張って出血した場合は、清潔なナプキンを当てて休みます。妊婦は血栓ができやすいので予防のために、不便な避難生活の中で可能な限り「水分の十分な摂取」「ストレッチなどの運動」を実践することも大切です。
また、避難生活中の出産に備えて、助産師や病院と連絡できる環境を整えておくことも必要です。2011年の東日本大震災では、18,000人以上の命が失われた一方で、発生当日である3月11日に、被災地で110人以上が新たに生を受けたことがわかっています。

避難所で赤ちゃんが生まれそうになったら…
「規則的な痛みを伴うお腹の張り」「おしるし(粘りけのある出血)」「破水」は、赤ちゃんが生まれるサインです。無理をせず、すぐに避難所の医療スタッフの助けを求めましょう。破水した場合は紙おむつやタオルを当てて、横になります。陣痛が始まったら横になり、焦らずにゆっくりと呼吸を整えましょう。
赤ちゃんが生まれたら、まずは顔を拭き、呼吸できているかを確認します。その後、柔らかい乾いたタオルで体を拭き、赤ちゃんを胸に抱いて保温します。お母さんは出産後にナプキンやタオルを当てて、2時間程度は安静にしましょう。
記事作成日:2015年8月31日

 

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